Dami's Endless Journey

終わりのない英語学習の旅を綴るブログに模様替えしました

マイル修行の旅へ

1年半ぶりの記事。以前はですます調で書いていたっけ?とかキャラ設定も忘れてるぐらい久しぶり。裏を返せば、そのぐらい久しぶりに弾丸ツアーを仕込めるタイミングがやってきた訳ですね。

 

普段であれば、自分が行きたいなと思うところに向かうわけですが、今年はもう1つ考慮に値する事情があり・・・。

 

今年は出張が多い

上海に住んでいるときはまだしも、日本に帰ってきてからはあまり出張がなかったここ数年。ところが、今年の7月に某現場に1ヶ月だけと言われて通い始めて、気がつけば4ヶ月目に突入。月曜日の朝に飛んで、金曜日の夜に東京に帰ってくるという生活を繰り返しているうちに、マイルとプレミアムポイントが伸びてきました。

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 プレミアムポイントと言えば、30,000PP到達でブロンズ、50,000PPだとプラチナステータスが取れ、プラチナになればスーパーフライヤーズカード(SFC)の申し込みが出来るなんてやつなのですが、ちょいちょい飛行機に乗る身としては気にならないわけがない。ということで、いろいろ計算してみました。

 

  • 現在のプレミアムポイント : 28,808 PP
  • 出張片道1回で得られるPP  : 1,108 PP
  • これまで通った回数 : 13往復(26回搭乗)

1,108 * 13 * 2 = 28,808ということで、完全に一致している訳です。そこで、年内の出張予定回数がだいたい分かっているので、そこでシュミレーションしてみるとどうなるか?

  • 年内の残り出張回数 : 8回
  • 上記に基づき年内にもらえそうなPP : 17,728 PP
  • 今のPP残高と足すと : 46,536 PP

なんと、プラチナ到達には微妙に足りない。来年以降も同じ勢いで出張があるとは思えない事を考えると、チャンスをみすみす逃すのは勿体ない!ということで、プチマイル修行の旅に出ることにしました。

 

株主優待券は持っているが・・・

マイル修行について調べてみると、株主優待割引でプレミアムクラスに乗るのが王道らしいことが判明。実は、ANAの株を少し持っていて、株主優待券自体は手に入る状況にあるのですが、6月にもらった2枚は使用済み。(本件と全く関係なく)夏頃にさらに2000株買い足したので、11月に株主優待券4枚が届く事になっているのだけれど、弾丸ツアーが組めるのは10月中しかないので、泣く泣く金券ショップに駆け込みました。1枚4,500円ほどで買えるのですね。

 

そこで、ルート取りを考えてみます。これまたマイル修行の王道は東京-沖縄線なのですが、弾丸ツアーとは言え日帰り往復とかはやりたくないなどと考えていると、1-2泊しながら、月曜日の朝に出張地に向かう便に羽田で乗り継げるようにすれば良いのでは?という変な悪知恵が浮かび、朝9時頃までに羽田に到着できて、マイルが稼げるそこそこ遠い場所という条件を満たす場所が1カ所あり、そこを絡めての3点フライトで行くことに決めました。

 

ということで、いよいよ弾丸ツアーの始まりです。

 

(つづく) 

 

 

弾丸特別編 伊豆日帰り(2) - ルートはどうなった?

 こちらの記事の続きです。

dc-anfa.hatenablog.com

ルート取りが決まらないまま、当日の朝になっていました。雲見をどう入れ込むか、あるいは完全スキップするのか。結論が出ないまま家を出発します。

 

気を取られすぎて・・・そしてルート決定

新宿駅にやってきました。ただ、ルートの話を考えすぎて、Swarmが入っている端末を家に忘れてきてしまいました。なので、ツイートからはここにいる感が伝わって来ませんね。。。 

迷宮新宿駅の5・6番線ホームという、最も分かりにくい場所にあるところからスーパービュー踊り子号は出発しました。これは車内の様子ですが、窓が大きくて景色がよさげです。もちろん海側(進行方向に向かって左側)の座席を押さえておいたのは言うまでもありません。

さて、ルート問題について、決着を付ける時がやってきました。迷ったときは、優先度を付けて考えるしかないのです。まず、下田周辺の有名どころ(下田公園のあじさい、ペリー総督上陸記念碑)は外さない。雲見に行くバスが13:00発なので、それまでに下田駅に戻って来れなかったら、そのまま下田周辺を散策。これを基準に考えます。

13:00のバスに乗ると、雲見に到着するのは14時過ぎ、その次の松崎行きのバスは16:00発で、さらに松崎で1時間近く待たなくてはなりません。すると、果たして雲見で2時間近く必要だろうか?松崎でさらに1時間待つのはあまり意味がないんじゃないだろうか?と思い始めたのです。

もちろん雲見温泉の風景を自分の目で見たい。ただ地図を見るとバス路線は温泉街をぐるっと取り囲むように走っていて、おそらく温泉街を見下ろすような位置関係のように見えました。少なくとも車窓からは見えるはずだと。

そこであらためてバスの時刻表を見ると、雲見を素通りして松崎に向かうと、そこで10分程度の乗り継ぎ時間で下田行きのバスに接続する事が分かりました。しかも、このスケジュールで行くと、下田で乗れる踊り子号は池袋行きなので、新宿まで乗換なしで帰れます。

ようやく結論が出ました。

 

あじさいとあじさい

11時22分、伊豆急下田駅に到着しました。 ホームにはあじさいが飾られており、やはり6月ならではという感じですね。

口では、下田周辺を散策して13時までに戻れたら雲見に行くと言ってみたものの、心の中では確実に13時までに駅に戻ってくる心づもりで駅前を出発します。

ひとまずペリー上陸記念碑を見てから下田公園を回ろうと思っていたのですが、気がついたら先にペリーロードにやってきていました。

下田と言えば、なまこ壁が有名とのこと。確かに、あとでバスに乗ったときも古そうな民家になまこ壁の藏があるという家を車窓から何軒も見かけました。

こういう街並みを見るとやっぱりホッとしますね。気がつけば下田公園の裏側に来ていました。やはりペリーの碑を見て、下田公園に正面から入って、ペリーロードに出てくる人が多いようで、人の流れに逆行するような感じで公園に入っていきます。

出発当日の朝もテレビでやっていましたが、下田公園はあじさいのピークで、ホントに斜面一面にあじさいが広がっている様子は圧巻でした。説明は良いですね。とにかくあじさいを見ましょう。

数は多くありませんが、白いあじさいというのは初めて見ました。

公園から街を眺めます。房総半島と比べると全体的に地形が険しいのは電車に乗っている時から気がついていましたが、下田が天然の良港といわれる所以も、こうやって見るとよく分かりますね。

 

いざ彼の地へ 

下田公園を正面出口側から出て、ペリーの上陸記念碑を見てから徒歩で下田駅に戻ります。バスの出発時間までは40分ほどありますが、その間に昼を食べれば丁度良いぐらいになるハズだと思っていました。ところが思ったより時間がかかり、駅前に戻ってきたときは、バスの出発まで15分ぐらいしかなく、結局地のものでも何でもなくマクドナルドで昼食となってしまったのは、少し時間の読みが甘かったかも知れません。

発車3分ほど前にバスに乗り込みます。乗客は地元の高校生らしき数人程度でガラガラ。バスのルートは、南伊豆町を経由して西伊豆の海岸線を北上しながら堂ヶ島に向かうというもので、バス会社のホームページによると1日1往復しかないようです。

バスが南伊豆町内を通っている間に乗客は自分だけになっていました。バスはさらに進み西海岸に出てきました。

連発すると安っぽい感じがしますが、海岸線が美しい。あと水の透明度も全然違います。

これだけで、このバスに乗って良かったなと思えるほどでした。さらに進むと、ついに雲見温泉というバス停の名前がコールされます。素通りを決め込んでいたものの、街並みを目に焼き付けておこうと気持ちの準備をします。

地図で見ていたとおり、街の周囲をぐるっと見下ろすような感じでバスは通り過ぎてきます。辛うじて撮れた写真がこちら。

 

町の雰囲気は確かに記憶の通りでしたね。

当時の薄れつつある記憶では、旅館は川沿いにあって、えんじ色っぽい瓦葺きに壁面は黄色のような赤っぽいような塗装がされていたのですが、あれから30年近く経っているので、外壁も再塗装されているだろうし、そもそも建物だって建て替えられている可能性があるので、見ただけではこれだ!というのは分かりません。名前に「くじら」という名前が付いていたような気がするのですが、同じ雲見にある「くじら館」と混同しているのかもしれません。

 

そして慌ただしく帰京

雲見温泉から20分ほどで松崎に到着し、ここでバスを乗り換えて下田に向かいます。ここに来るのに1時間半ぐらいかかっていますが、戻りのバスは山を越えていくので約’50分ほどで下田に帰れます。

15時40分少し前に下田に到着です。帰りの指定席も、発車直前であっても海側の窓側を普通に取れました。昼においしいものを食べ損ねたので、おみやげに金目鯛の干物や煮魚を買い込んで列車に乗り込みます。

梅雨時なので、あまりはっきりは見えませんが伊豆諸島の島々が車窓から見えます。

これは、伊豆大島。房総半島側からもよく見ているので見慣れた形ですね。

これは利島。

この少し長いのは新島。さらに右に式根島が見えるとアナウンスしていたのですが、写真では判別難しいですね。。。

日帰りと言うことでかなり慌ただしい旅ではありましたが、一応見たいモノはすべて見れた事を考えれば、目的達成と言って良いでしょう。

午後7時少し前に新宿に帰ってきて今回の日帰り弾丸ツアーは終了です。

(おわり) 

 

 

ことりっぷ 伊豆 (国内 | 観光 旅行 ガイドブック)

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 伊豆と関係ないけど、武蔵小杉の発展ぶりに驚いたので、こちらの本も。

武蔵小杉食本 (ぴあMOOK)

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弾丸特別編 伊豆日帰り(1) - Sentimental journey

これまで「弾丸」といいながらホテルに1泊2泊という旅行記ばかりでしたが、今回は日帰りです。しかも弾丸らしくものすごい慌ただしさで伊豆半島の南端部まで日帰りしてきたという話です。

プランを思い立ったのは、金曜日の夕方。諸々の事情により、この初夏の弾丸ツアー枠(ツアーを実施できる週末)は、今回が最後だろうと考えていた中で、いろいろ探していたところ「南伊豆フリー乗車券」なるものを発見しました。

www.jreast.co.jp

そういえば、伊豆半島には10年以上行っていないので、そろそろ行きたいなとは思っていました。しかも、前回は河津までしか行っておらず、下田には行ったことがない。などと考えていると悪くないかもと思い始めた訳です。

しかも新宿から行ける!

実際に行くとどのぐらい時間が掛かるんだろう?週末泊が続いているので、今回は日帰りにしたいと思って調べていると、新宿からも踊り子号が出ているじゃないですか。朝8時半に出て11時半前に伊豆急下田に着くので、半日ぐらい観光しても十分日帰り出来そうです。ということで、南伊豆フリー乗車券と翌朝の下田行きのスーパービュー踊り子号の指定券を購入して帰宅しました。

帰宅後、どのようなルートを取るか考え始めました。もちろん下田周辺だけ見て帰ってきても元は取れるのですが、乗車券に含まれているバスのフリー乗車区間も組み合わせてみたいと欲が出てきました。例えば河津周辺でバスに乗って河津七滝を見るとか。西伊豆の堂ヶ島にも行けるようです。

しかし、それとは別にフリー区間の端っこにとても気になる地名が記されていた事で出発前に酷く悩むことになります。(少し重たい話なので、そういうのイヤな人は次のパラグラフ飛ばしてください)

 

センチメンタルになる理由

中学1年生だった1986年から87年にかけての年末年始のこと。当時89歳になろうという母方の祖父と親戚一同で集まって西伊豆の雲見温泉というところにやってきました。そもそも年末年始に祖父の家以外のところで年を越すというのも珍しい事なのですが、なぜだか早く祖父の家に行きたいと思い、母親にせがんで冬休みに入るとすぐに祖父の家に向かったり、祖父が年末のうちにお年玉をくれたりと、その年に限っていつもと違うという事がいろいろあったのです。

その雲見温泉で迎えた年明け1月2日。祖父が89歳になったその翌日の朝、温泉の入浴中に転倒し帰らぬ人となりました。多少足が不自由で歩くのが大変そうだった以外、というかその日の朝まで元気そのものだったので、あまりの突然の別れに自分の中で強烈なインパクトが、この雲見という地名とともに記憶に残っているのです。

 

行くべきか行かざるべきか

その雲見温泉という地名をフリー乗車券の中に見つけてしまったのです。そこから葛藤が始まりました。1987年以来一度も足を運んでいない彼の地に行ってみたいという気持ちが膨らんできました。しかし、下田から雲見温泉に直接向かうバスは1本しかなく、それに乗って雲見温泉に立ち寄った場合、そこから下田に戻っても最終の踊り子号に間に合わないのです。となると一泊するかしないかというところで悩みが尽きなくなってしまいました。

結局、これは出発当時の朝になっても結論が出せないでいました。前回の飯田線の旅で当日に宿の予約が出来てしまったので、「泊まっちゃえば良いじゃん」という気持ちが頭をもたげてきます。しかし、今回は何としても日帰りしたいという気持ちも中々強いようで、下田に着いた後のルートが決められません。いっそのこと雲見に行くのをやめめるべきだと自分を律しようと思いましたが、フリー乗車券の券面を見る度に行くべきだと思い返すことの繰り返し。

最終的に結論が出たのは、下田に向かう列車の中なのですが、続きは別の記事で。

 

(つづく)

 

 

ペリー提督日本遠征記 (上) (角川ソフィア文庫)

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ペリー提督日本遠征記 (下) (角川ソフィア文庫)

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飯田線トロトロと行く旅(3) - 東京を追い出されたら住みたい街?

これの続きです。 

dc-anfa.hatenablog.com

豊橋から名古屋へは新幹線で移動です。出張とかで新幹線に乗るときは、いつものぞみで素通りなので、豊橋-名古屋なんて近いと思っていたのですが、在来線だと1時間近くかかるんですね。でも新幹線なら20分ちょっと。午後1時過ぎに名古屋に到着しました。

 

名古屋での目的は?

Twitterで書いたとおり、うまい名古屋メシでも食おうと漠然と考えていましたが、なぜかLAのピザ屋にFavoriteされました。下手な英語で書くと時々意外すぎる反応があって面白いですね。おそらく、"should I eat for lunch"というフレーズでで中の人が反応したみたいです(botでしょうけどね)。名古屋からデリバリ頼んだろかw

とは言え、昼飯だけ食べに名古屋に寄るのももったいないので、何か名古屋っぽいモノを1つだけ見て帰ることにしました。名古屋で地下鉄桜通線に乗り換えてやってきたのはこちら。

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テレビ塔です。初めて名古屋に来た25年前に1回だけ来たことあるのですが、最近は名古屋に来るとナゴヤドームばかりだったので、久しぶりということで来てみることにしたわけです。写真を見ると分かりますが、あんまり天気がイマイチだったので上には上りませんでした。

ちなみに、このテレビ塔がある久屋大通って、パリのシャンゼリゼと友好提携を結んでいるらしいです。

海部さんが総理大臣だったのって何年前ですかね?1990年ぐらいだったような。

 

まだ食べたことのない名古屋メシとなると

大通りの真下にある地下街で昼食を食べるところを探します。ただ、入っているテナントを見ると、全国チェーンというか、東京にもお店のあるようなところばかりです。名古屋の一等地だからか家賃が高いから体力がある大手じゃないと入居しづらいのかもしれませんね。

そんな中、名古屋っぽいメニューが並んだお店をようやく見つけます。

中に通され、メニューを見ると味噌カツなどもありましたが、以前矢場とん本店に突撃済み(てか前夜もソースカツ丼だったw)なのでイマイチ食指が伸びず。周りを見渡すと、鉄板ナポリタンをおいしそうにかき込む妙齢の女性が見え、なぜかそこからあんかけスパゲッティを食べてみようという気になり、注文したのがこちら。

海老フライも載って名古屋っぽいでしょ(ちと違う)?

実際に初めてあんかけスパを食べてみたのですが、自分的にはあまりウマ〜というところまでは行かず。おいしくなくはないんですけど、見た目通りの味という感じでした。名古屋で育った人が食べると、「これ!これ!」という感じになるのでしょうけどね。自分が甲州ほうとうを食べてテンション上がるけど、それを見た他の人がポカーンとしている感覚に近いんだと思います。

 

あっという間の名古屋滞在から東京へ

名古屋滞在わずか2時間。明るいうちに東京に帰る必要があり、再び地下鉄で名古屋駅にとんぼ返りです。新幹線の座席もなんなく押さえることが出来、お土産というか夕食用の名古屋フードを仕入れて、いざ東京へ。

これだけ撮されても分かりませんよね。タグに書いてある通りで手羽先が入っています。さらに新幹線のホームできしめんをかき込んだのはここだけの秘密です。

今回、新宿から飯田までバス6時間、飯田線2時間半、さらに新幹線で20分かけ(さらにホテルで一泊し)て名古屋まで来たのに、たったの1時間40分で東京駅に帰ってきました。

こうして1泊2日の弾丸ツアーは終了した訳です。今回なら、別に豊橋から直接東京に戻るという手もあったはずですが、どうも名古屋という土地に惹きつけられるんですよね。別に名古屋で育ったわけでも、名古屋に知り合いがいるわけでもないのですが。。。

こういう感覚があるのは、日本の中ではここ名古屋と福岡だけですね。将来、東京で仕事が出来なくなるような事態になったら、このいずれかの街に引っ越そうかと思います。嫁が同意するとは思えないけど。

(おわり)

 

 

【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)

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るるぶ名古屋'15 (国内シリーズ)

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飯田線トロトロと行く旅(2) - 秘境駅は見えたか?

前の記事に書いたとおり、想定外に飯田に一泊する事になった訳ですが、今日こそは飯田線に乗ります。まずはホテルで朝食。もう少し長野色が出ているものがあると良かったんですけど、必要かつ十分てな感じでした。列車は午前10時発で余裕があるので、9時過ぎまでホテルで過ごしてから駅に向かいます。

 

名古屋に行くなら・・・ 

駅前に来てみると、結構人がたくさんいました。と言っても、電車に乗るのではなく高速バスに乗る人たちでしたけどね。何せ新宿や名古屋には1時間に1本バスが出ていて、名古屋なら2時間ぐらいで行けるそうです。電車だと2時間ちょっとかけて豊橋に出て、そこからさらに名古屋に移動となると、、、そりゃ飯田線には乗らないよね。

出発まで時間がまだ有り余っているので、駅の周辺をもう少し歩いてみます。

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飯田駅はリンゴをモチーフにしたカラーリングなのですが、リンゴを見つめる少女の石像がありました。

下のは駅前ロータリーから見たところですが、昨日の夕食を食べてお店も映り込んでいます。英会話のジオスがありました。こういうところにもネイティブの先生いるんですよね。先生を独り占めして上達が早くなりそうです(苦笑)。

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これは入線前の列車。伊那路と書いてあるのが見えるので、まさに今日乗り込む列車と思われます。

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予定時刻の10分ほど前に駅の中に入ってみます。 すると先ほど見た列車が入線してきました。3両編成で前2両が自由席とのこと。ホームには車窓からの景色目的で同じ列車に乗り込もうという人たちも何組かいましたが、座席を奪い合うほどの人数ではありませんね。

・・・昨日新宿駅で指定券取った自分がお恥ずかしい(笑)

 聞くところによると進行方向右側の座席から天竜川の眺めが良いとのことで、それに倣って右側に座ってみます。

 

確かに車窓からの景色は素晴らしい!

午前10時。列車が出発します。飯田を出るとしばらく田園地帯のようなところを走るのですが、最初の停車駅である天竜峡駅を過ぎ、最初のトンネルをくぐると、一気に風景が変わります。

右手に天竜川の景色が広がります。美しい。美しいんだけど、写真に撮るのは難しい。それでも、確実に美しいのが分かる。そんな感じです。ただ繰り返すけど、写真に撮るのは難しい。。。

以下の2枚は幾分「マシ」だったものです。 

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両方とも車窓越しなのと、スマホで撮ったのでと言い訳は尽きないのですが、渓谷美を撮るのが目的なら、きちんと途中下車するべきですね。あとは、天竜川下りに参加するとか。。。

 

で、秘境駅はどうなった?

飯田線と言えば「秘境駅」なのですが、特急なのでそれらの駅はすべて通過。なので、写真を撮る暇すらなかったのですが、主立った秘境駅について気がついた事を一応書いておきます。

為栗駅(してぐり)

これで「してぐり」って読むのかへぇという印象しか残っていないのですが、上の吊り橋の写真はこの駅のそばで撮影したモノだと後になって判明。

田本駅

トンネルとトンネルの間、川側ではなく崖側(進行方向左側)にへばり付くようにホームと駅標が一瞬見えました。

大嵐駅(おおぞれ)

これも「おおぞれ」って読むのかへぇで終わってしまったけど、「みんなの森大学」という看板が一瞬見えたような希ガス。 

中井侍

隣の駅の駅標で、次は中井侍なんだと思って、しばらく目をこらしていたけど気づかず。 

和田駅

この駅は比較的低速で通過してくれたので、木造の駅舎とか三県境という事で、長野県、静岡県、愛知県という看板がバッチリ見えました。なら写真撮れw

 

と、後になって振り返れば分かるのですが、実際に乗っている間は、え?なんで静岡県に入っているの?みたいな感じでした。よく考えれば浜松市天竜区ってあるもんね。。。

その後、列車は山間を抜けて、だんだん開けた平野のようなところに出てくると、今度は本長篠、茶臼山みたいに日本史の授業で聞いたような地名が出てきます。

こうして、列車は豊橋に到着しました。いつか乗ってみたいと思っていた飯田線の旅。長いようであっという間の時間でした。今度は、ゆっくり時間をかけて天竜川下りをしてみたいですね。

この後、新幹線で名古屋に向かったのですが、豊橋駅の新幹線ホームでこんなものを見かけました。 

このあたりは派手なお見送りをする習慣でもあるんでしょうか?どうせなら胴上げも禁止しておいた方がいいのでは?なんて思ったのは、ここだけの話です。

長くなったので記事を改めます。

 

(つづく)

 

るるぶ木曽 伊那 恵那峡 高遠 (国内シリーズ)

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天竜川水系543キロ―水系に連なる百谷百俗 (知られざる日本紀行)

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天竜川

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飯田線トロトロと行く旅(1) - トロトロは飯田線だけじゃなかった

今回の旅。出発前日までルートが決められずにいました。新宿から高速バスで行けるところをベースに組み立てたいなと思っていて、前日までは奈良井宿を見て名古屋に出るというルートで決め、高速バスの予約を入れるところまで行ったものの、「なんかパンチに欠けるなぁ」という感覚に襲われてきました。

弾丸ツアーの基準的には悪くないのですが、奈良井宿と言えば江戸時代の街並み。そこから中央西線で名古屋まで。なんとなく前回の旅とかぶってるなと。そこでGoogle mapsを見ながら、いろいろ考えた結果、昔乗ってみたいなと思っていた路線があるのを思い出しました。

 

飯田線という選択肢

山間部をトロトロと走り、その中には秘境駅と呼ばれるような駅があったりという意味で、以前から惹きつけられていたのが飯田線です。とは言え、始点から終点までは時間が掛かりすぎるので、週末弾丸には向かないルートだと思っていました。ところがちゃんと調べてみると、飯田と豊橋の間に特急が走っているじゃないですか。それだと秘境駅は通過するものの2時間半ほどで走破できる事が分かり、あとは新宿〜飯田は高速バス、ついでに名古屋にも寄ってという感じでルートが出来上がりました。

どちら回るかと考えた結果、高速バスの座席の関係で、新宿→飯田→豊橋→名古屋→東京というルートで決定。しかも、奈良井宿は新宿午前8時と随分早い時間だったのですが、このルートだと新宿発11時でOK。そのまま名古屋まで出て一泊して、何かおいしいものを食べて遅くならないうちに東京に帰れるという意味でこれで最終決定。

 

心配性が仇になるとは

という事で出発前日。午前11時出発のバスだけ予約して出発した訳ですが、どうせなら飯田からの列車も予約しようか、という事で新宿駅の当日指定券売場で、飯田から豊橋豊橋から名古屋の新幹線の指定券も買うことにしました。ちなみに、高速バスの飯田駅前到着予定は15:15頃、飯田出発は15:58なので接続には余裕があります。

あとは、バスの出発を待つのみだったのですが、何やらこんなアナウンスが聞こえてきました。

バス会社「現在、中央道が激しく渋滞しており、目的地への到着が大幅に遅れる可能性があります」

また、近くにいた人が個別にバス会社の人に尋ねているのが聞こえたのですが、「かなり遅れるので、キャンセルされも大丈夫ですよ」とのこと。とは言え、「土曜の午前中の渋滞なんていつものことだろ?そのぐらい織り込んでバスのダイヤ組んであるんだよな?」なんて考えていたので、余り深く考えずにバスに乗り込むことに。

ところが、再度運転手さんから「調布から相模湖まで激しく渋滞しており、到着が2時間程度遅れる可能性があります」という説明があります。そんなに?と思って、渋滞情報を見ると、小仏トンネルのあたりで×印が2つほどついています。2時間も遅れると飯田駅の乗り継ぎは間に合いません。そこを通るまでに事故処理が終わってくれればと祈る気持ちで出発です。 

 

寝落ちと目覚め

あとは運を天に任せるしかしかないので、バスが出発すると寝落ちしてしまいました。しばらくして目が醒めたのですが、まさにバスは渋滞のまっただ中で、八王子の手前の日野バス停。でも時計を見ると1時間半近く経っています。てか2時間走って東京から出られないって、さすがに今回はルート選択を誤ったかなと軽く後悔しかかりました。

とは言え、今更どうこう言っても仕方ないので、さっさと切り替えました。

予定外に談合坂SAで休憩となったおかげで、我がソウルフード(生まれが山梨なもんで)のほうとうの生麺をお土産としてゲット。

ちょっと英語の表現が合ってるか微妙ですが、こう考えないともったいないですよね。

 

結局2時間遅れ

談合坂を出た時点で1時間40分遅れと言われたので、飯田で予約していた列車への乗換は諦めました。飯田から出る特急は1日に2本しかないので、予約していた列車の代わりに鈍行で豊橋に向かうか、名古屋宿泊はやめて飯田に一泊して翌朝の特急に乗るかの2択。てか鈍行乗っても外が暗くなって車窓どころじゃないので、飯田に一泊の1択ですけどね。

飯田のホテルを調べてみたら、駅から徒歩3分というホテルに空席を見つけたので、早速ネットで予約と同時に名古屋のホテルはキャンセル。そこから先の道のりは渋滞こそなかったものの結構長い道のりで、飯田に着いたのは17時過ぎ。つまり、バスに6時間も揺られていたと。

ホテルに行く前に、飯田駅の窓口で事情を話したところ、飯田からの特急券は残念ながら買い直し。出発時間過ぎているから当たり前だけどね。新幹線は出発時間前だったので変更可能。ただ明日の分は指定券ではなくて自由席にしたので、結局910円の追加出費で済んじゃったのは意外すぎでした。その後、徒歩でホテルに向かいチェックイン。駅から徒歩3分というのは微妙ですが、まあ許容範囲でしょ(笑)。

 

ノープランで街をぶらつき夕食

ホテルにチェックインして、少し落ち着いたところで、何か夕食を食べることに。ホテルの中に一応レストランがあったものの、せっかく縁あって一泊することになったのだから歩き回らないともったいないかなと。

日本ではほとんど見かけないラウンドアバウト(ロータリー)とかを見ながら、駅前の方に戻ってくると、何やら気になるお店を発見。

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あんまり酒を飲まないので、こういう食事が出来るところの方が個人的には好きなのです。店の入口のところを見てみるとこんなメニューが。

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街中を歩いていると、焼肉を推している店をいくつか見かけたのですが、個人的に惹かれたのは、その下に貼ってあるソースカツ丼の方です。たしか、近所(でもないか)の駒ヶ根あたりでは有名だと聞いていたので、試してみたくなったのです。

他にお客さんがいなくて、一瞬だけ心配になったものの出てきたのはこちら。ソースカツ丼(ロース)850円です。

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写真を見ると黒い点みたいなモノが見えますが、これは衣にゴマが入っているんですね。 その薄い衣がソースといい感じで絡んでいて、卵とじのカツ丼とはまた違った形で旨かったです。

 

今日の昼までは考えもしなかった飯田のホテルでこうして記事を書いていますが、明日はメインイベントの飯田線に乗ります!

 

(つづく)

 

 

 

 

弾丸金沢ツアー(3) - 金沢はレンタサイクルで

こちらの続きです。 

dc-anfa.hatenablog.com

明けて日曜日になりました。前日は、ホテルの部屋で加賀百万石まつりの生中継を見た後は、特にこれと言ったこともなくだらだらと過ごしてしまったので、この日は金沢観光を満喫します。

 

レンタサイクルは便利すぐる

ホテルは駅のすぐ前にあったので、前日のうちに観光地を回るバスの存在などはチェック済でしたが、それらには見向きもせずに金沢駅の高架下にある駐輪場に向かいます。理由は、金沢市でやっている「まちのり」というレンタサイクルを借りるためです。前日は、加賀百万石まつりで貸し出しを中止していたのですが、この日は2カ所を除いて通常営業中とのことでした。

しかも、Webサイトを見れば、各駐輪場ごとの駐車中の台数がリアルタイムで分かるのがイイですね。自分も時々リフレッシュしながら、19番スポット(金沢駅B)の台数を見て残りが10台を切った午前9時頃にホテルを出て駐輪場に向かうことが出来ました。

www.machi-nori.jp

必要なのは、クレジットカードとパスモなどのICカード。クレジットカードを使わない場合だったり、ICカードとは別の専用カードを買う場合は事務局で手続きする必要があるそうです。ICカードという意味では、海外からきた観光客の場合は、少し敷居が高いかも知れないですね。

駐輪場に到着すると、台数はさらに減って5台ほどになっていましたが、駐輪場に置いてある専用の機械で、ICカード(自分が普段使っているパスモ)とクレジットカードを登録。それが終わると、ICカードを駐輪機にかざすだけで、ロックが外れて自転車を取り出すことが出来ます。

市内の道路も自転車に優しい感じです。

実質200円で乗り放題

自転車を取り出して出発です。こんな感じで市内各所に駐輪場があるので、自分の行きたい場所の近くにある専用の駐輪場を見つけて駐輪します。主立った観光地のそばには、ほぼ必ずあります。

ちなみに、1回の利用が30分以内であれば、1日200円で乗り放題。つまり駐輪場から自転車を取り出して、それを(別の)駐輪場にガチャッと入れるまでの時間が30分以内ならOK。そこで観光して、戻って来てから自転車を取り出し別の場所に向かって30分以内の移動を繰り返せば1日200円で済んでしまうのです。これは使わない手はない。

ただ写真を見ると、一番右側の自転車のかごに荷物が入ったままです。他の人に乗られたくないからなんでしょうけど、これはルール的には正しくないですよね。。。ちなみに、専用のカギも付いているので、駐輪場のない場所に自転車を止めておくこともできます。その場合は、移動時間にカウントされてしまいますが。

で、観光は? 

まず最初に向かったのはひがし茶屋街です。

そこから、徒歩で橋を渡って主計町茶屋街へ。

前日もそうでしたが、この週末は加賀百万石ツーデーウォークなるイベントが開かれており、市内各所でこんな感じでおそろいのゼッケンを付けた人たちをたくさん見かけました。

その後、先ほど自転車を止めた駐輪場に戻って、兼六園まで自転車で移動します。もちろん移動は30分以内。兼六園にも駐輪場があるのですが、少し場所が分かりにくいですね。

なんとこの日の兼六園は無料開放!兼六園と言えば、このアングルですね。

この写真だと分かりませんが、至る所に生えているコケがすごいきれいでした。それは今の時期(6月)だからであって、下の写真を見れば分かるように秋には紅葉できれいになるだろうし、春なら桜、5月中ならつつじ、冬なら雪景色てな感じで一年を通じてきれいなんだろうなと想像をかき立てられました。

さすが日本三大庭園だなぁと変に感心して書いたコメントがこちら。

「若いときは全然気にしなかったけど、オッサンになって最近になって季節を感じさせるモノが好きになってきた」 

・・・日本語にすると全然風情を感じませんね(笑)。

兼六園の次は、その隣にある金沢城を訪れます。ここは自転車必要ないですね。

お祭りウィークだけあっていろいろな催し物が開かれていますね。ここでは弓道大会が開かれていました。

その後、金沢城側から尾山神社に入ってお参りして神社の正面に出ます。自分が持っていた地図には、尾山神社の前に6番という駐輪場があるはずなのですが、見当たりません。この日は運用中止している駐輪場の1つだったんですね。確かに地図を見ると、その日はたくさんの出店が出ていた場所にあります。

 

さあ昼飯を食おう

自転車はないものの、近江町市場まで歩いて向かいます。地図を見ると歩けない距離ではなさそうだというのはすぐ分かりました。

賑わっていますね。どこのお店も結構待っている人がいますが、こういう観光地の場合、お一人様だと結構早く座れちゃうことが多いんです。なんて1つのお店で待っていると、5分も経たずに名前が呼ばれました。

昨日の寿司で次の日に海鮮丼て。。。たまにはこんな日があっても良いんです(笑)

ここも回転寿司ではないのですが、注文はタッチパネル式でした。

でも下に老眼鏡があるのが何とも言えないですね。そこまでハイテクに拘るならズーム機能付ければ良いのに。。。

最後にもう1カ所ができるのは自転車ならでは 

昼食を食べ終わったのですが、帰りの新幹線にはまだ時間があります。もう1カ所ぐらい回れるなという事で、先ほど見た金沢城の近くにある21世紀美術館に行ってみることにしました。これがバスやタクシーなら同じ路を戻るのが嫌で諦めちゃうところですが、近江町市場の脇にも例の駐輪場があるので、再び自転車に乗って移動します。

もちろん移動は30分掛かりません。

ここの美術館、現代アートという自分には縁もゆかりもないものなのですが、この謎のプールは理屈抜きで面白いですね。

 

最後に美術館のベンチでゆっくりしながら、27年ぶりの大糸線と言い、前年スルーせざるを得なかった金沢を駆け足で巡ることが出来て良い旅だったなぁと感慨に浸ります。

そろそろ良い時間になってきたので金沢駅まで自転車で帰って、今朝ピックアップしたのと同じ駐輪場に自転車を返却して終了。今回の中では最長の移動時間ですが、それでも30分には悠々収まりました。

帰りは新幹線でビューンと帰ります。やはり弾丸の旅には飛行機or新幹線が必須ですね。

ものすごい長文となってしまいましたが、これで金沢の旅は終わりです。

(おわり)

 

 

 

 

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