Dami's Endless Journey

終わりのない英語学習の旅を綴るブログに模様替えしました

弾丸特別編 伊豆日帰り(1) - Sentimental journey

これまで「弾丸」といいながらホテルに1泊2泊という旅行記ばかりでしたが、今回は日帰りです。しかも弾丸らしくものすごい慌ただしさで伊豆半島の南端部まで日帰りしてきたという話です。

プランを思い立ったのは、金曜日の夕方。諸々の事情により、この初夏の弾丸ツアー枠(ツアーを実施できる週末)は、今回が最後だろうと考えていた中で、いろいろ探していたところ「南伊豆フリー乗車券」なるものを発見しました。

www.jreast.co.jp

そういえば、伊豆半島には10年以上行っていないので、そろそろ行きたいなとは思っていました。しかも、前回は河津までしか行っておらず、下田には行ったことがない。などと考えていると悪くないかもと思い始めた訳です。

しかも新宿から行ける!

実際に行くとどのぐらい時間が掛かるんだろう?週末泊が続いているので、今回は日帰りにしたいと思って調べていると、新宿からも踊り子号が出ているじゃないですか。朝8時半に出て11時半前に伊豆急下田に着くので、半日ぐらい観光しても十分日帰り出来そうです。ということで、南伊豆フリー乗車券と翌朝の下田行きのスーパービュー踊り子号の指定券を購入して帰宅しました。

帰宅後、どのようなルートを取るか考え始めました。もちろん下田周辺だけ見て帰ってきても元は取れるのですが、乗車券に含まれているバスのフリー乗車区間も組み合わせてみたいと欲が出てきました。例えば河津周辺でバスに乗って河津七滝を見るとか。西伊豆の堂ヶ島にも行けるようです。

しかし、それとは別にフリー区間の端っこにとても気になる地名が記されていた事で出発前に酷く悩むことになります。(少し重たい話なので、そういうのイヤな人は次のパラグラフ飛ばしてください)

 

センチメンタルになる理由

中学1年生だった1986年から87年にかけての年末年始のこと。当時89歳になろうという母方の祖父と親戚一同で集まって西伊豆の雲見温泉というところにやってきました。そもそも年末年始に祖父の家以外のところで年を越すというのも珍しい事なのですが、なぜだか早く祖父の家に行きたいと思い、母親にせがんで冬休みに入るとすぐに祖父の家に向かったり、祖父が年末のうちにお年玉をくれたりと、その年に限っていつもと違うという事がいろいろあったのです。

その雲見温泉で迎えた年明け1月2日。祖父が89歳になったその翌日の朝、温泉の入浴中に転倒し帰らぬ人となりました。多少足が不自由で歩くのが大変そうだった以外、というかその日の朝まで元気そのものだったので、あまりの突然の別れに自分の中で強烈なインパクトが、この雲見という地名とともに記憶に残っているのです。

 

行くべきか行かざるべきか

その雲見温泉という地名をフリー乗車券の中に見つけてしまったのです。そこから葛藤が始まりました。1987年以来一度も足を運んでいない彼の地に行ってみたいという気持ちが膨らんできました。しかし、下田から雲見温泉に直接向かうバスは1本しかなく、それに乗って雲見温泉に立ち寄った場合、そこから下田に戻っても最終の踊り子号に間に合わないのです。となると一泊するかしないかというところで悩みが尽きなくなってしまいました。

結局、これは出発当時の朝になっても結論が出せないでいました。前回の飯田線の旅で当日に宿の予約が出来てしまったので、「泊まっちゃえば良いじゃん」という気持ちが頭をもたげてきます。しかし、今回は何としても日帰りしたいという気持ちも中々強いようで、下田に着いた後のルートが決められません。いっそのこと雲見に行くのをやめめるべきだと自分を律しようと思いましたが、フリー乗車券の券面を見る度に行くべきだと思い返すことの繰り返し。

最終的に結論が出たのは、下田に向かう列車の中なのですが、続きは別の記事で。

 

(つづく)

 

 

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