Dami's Endless Journey

終わりのない英語学習の旅を綴るブログに模様替えしました

弾丸金沢ツアー(1) - ノスタルジア

今から27年ほど前、母親の実家に帰省中に、ふと列車に乗ってひとり旅に出ました。目的は2つ。地図を見て前から気になっていた大糸線に乗る事と、まだ見たことなかった日本海をひと目見る事。とは言え、中学生なので日帰り。弾丸ツアーなんて言葉は当時はなかったけど、自分の中の弾丸ツアーの原点がそこにあるのかもしれません。

 今回、約4ヶ月ぶりの弾丸ツアーに行くにあたって、行き先を考えている時に、ふと、この27年前の事を思い出し、そう言えば糸魚川北陸新幹線の駅が出来たんだよな、なんて考えているうちに、「そうだ金沢に行こう!」という事に。

出発前日にみどりの窓口に駆け込んだものの、なんとかチケットを押さえることが出来ました。あと、さすがに40のオッサンに日帰りはキツイので、金沢のホテルを探すと、なかなか空室がなかったものの、何度か調べているうちに、これまた運良く1部屋だけ空いているのを見つけて予約。これにて準備完了。

 

「8時ちょうどのあずさ2号」ではなく

ということで迎えた翌朝。7時半のあずさ3号です。

「このルートは27年ぶり!」と言いたかったんですが。。。ホントなら"It's the first time for me to take this route after 27 years!"と書くべきだったですかね。何はともあれ、あずさ3号は定刻に出発。満席というアナウンスのあったとおり、立川、八王子を過ぎる頃にはすべての座席が埋まっていました。

列車はやがて我が生誕の地へ。

甲府駅の先から、自分が生まれた病院も車窓から見ることが出来ました。列車はさらに進み、甲府盆地の縁の上に広がる町が目に飛び込んできました。

小学生の頃に夏休みなどの長期休暇になると過ごした父母の実家のある町です。自分の中で自然の中の記憶と言えば、この町の風景なんです。かれこれ十数年足を運んでいないですが、強烈な郷愁の念に襲われました。

 

いよいよ大糸線

列車なので当たり前ですが、あずさ3号は定刻通り松本に到着。大半の人は降りて行きましたが、自分は終点の南小谷(みなみおたり)まで向かいます。ここからさらに1時間20分ほど旅が続きます。

しばらくは安曇野の風景が車窓から広がります。田植えの終わった田んぼと同じぐらいの割合で、稲刈り前の田んぼのような畑が見えます。一瞬そばかと思いましたが、そばとは明らかに見た目が違います。あとで調べてみたところ麦のようです。この資料にあるように長野県では麦の栽培が結構盛んなようです。

長野県の麦について/長野県

その先、信濃大町を過ぎると明らかに山間部に入ってきたのが分かります。木崎湖、中綱湖、青木湖という美しい湖が車窓から見え、さらに白馬を過ぎて南小谷に向かうあたりなどは、よくこんなところに電車通したなと思うような場所を通っていきます。

午前11時42分、東京を出て4時間12分かけて南小谷に到着しました。ここでは9両編成の長いあずさから、1両編成のワンマン運転気動車に乗り換えて糸魚川に向かいます。実はあずさの車内で、同じ車両の中に自分しかいなかったのですが、自分と同じように乗り換えて糸魚川に向かう人も結構いて、気動車の中はほぼ満席でした。

約1時間かけて、ようやく糸魚川に到着しました。その当時は当然新幹線などなく、駅を出て海岸まで歩いて行って、日本海を眺めて帰ってきたのですが、今回の旅はさらに金沢まで向かいます。

ただ、話が長くなってきたので、ここで記事を改めたいと思います。

 

(つづく)

 

 

大糸線 2(白馬~南小谷~糸魚川) [DVD]

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写真集 大糸線「キハ52」の見える風景

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大糸線 四季の旅

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